水槽の厄介者と言われているスネール(スネイル)。
スネールとはサカマキガイやモノアラガイ、カワコザラガイなどのことを指す総称です。種類は何であれ、入れた覚えもないのに気づけば水槽内を我が物顔でのっしのっしと歩いているあの貝たちのことです。
我が家の水槽には奇跡的に発生しなかったんですが、半年ほど経ってメル〇リで購入した水草についていました。
あれよあれよという間に貝が増えてゆき、ビックリしました。
スネールはどこからやってくる?
買った覚えも入れた覚えもないのに、そして駆除したはずなのにいつの間にか増え続けるしぶといヤツ、それがスネールです。
スネールは水槽のGとも呼ばれているらしく、いやそれはちょっと言い過ぎじゃね?と私個人的には思うのですが・・・
そもそもスネールはどこからやってくるのかと言うと、可能性の高さからすると水草に卵でついてくるが最も多いのではないでしょうか。
ホームセンターや道の駅、ペットショップなど、どこでどのように飼育されているか分からない水草は、100%何の卵も付着していないとは断言できません。
だからこそ、絶対に水槽にスネールを入れたくない場合は以前紹介したような「水草その前に」などの薬につけておくのが良いと思います。

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水草とセットになったタイプも↓
スネールは害なのか?
スネールはネットで検索しても、「スネール 駆除」とか「スネールバスター」とか「スネール 害」など、マイナスの情報や撲滅方法ばかりが目につきます。
そんなにスネールって害なの?メダカにとって害なら駆除しないとな・・・と思っていたんですが、どうやらスネールが嫌がられる大きな原因は、その繁殖のスピードと見た目の悪さ(景観を損なう)という点が大きいみたいです。
何せ、スネールはあっという間に増えます。
それはスネールが卵生であり、一度に大量の卵を水槽や水草のいたるところに産み付けるからです。
いくつもの小さな卵がジェル状にまとまっているのがあちこちで見受けられます。
これがまたすぐに孵化するので、油断すると稚貝がいっぱいヨチヨチ歩き回ることになるのです。
ネットで調べてみると、「増えすぎると水質の悪化につながる」と書かれている場合もあれば、「スネールの糞はバクテリアのエサになり水質改善に効果がある」とも書かれていて、専門知識の全くない私はどちらを信じて良いのか分かりません!
なので、ここからは私の個人的な意見であり責任はとれませんが、私の考えたスネールのメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。
スネールのメリット
・水槽内のコケを食べてくれる(水槽のガラスがキレイになる)
・流木などに発生する白いモヤを食べてくれる
・メダカのエサの食べ残しやフンを食べてくれる
・水質の悪化を防いでくれる
・口がかわいいよ(個人的意見)
スネールのデメリット
・景観を損なう(見た目が悪い)
・フンを大量にする(見た目が悪い)
・大量繁殖する(見た目が悪い)
・食欲旺盛なので、水草も食べちゃうことがある
結論から言うと、スネールは見た目のみ害があり、存在自体は悪ではないと思っています。
むしろ私にとっては恩恵の方が大きいです。
スネールのメリットでも挙げたように、スネールは水槽内のコケを食べてくれるんです。
スネールが発生するまでは、水槽のガラスに緑色のコケがよくついていて、メラミンスポンジでしょっちゅう掃除していました。じゃないと中がクリアに見られなかったからです。
で・も!!
スネールがやってきてからは一度もガラス掃除していません。スネールがコケを食べまくってピッカピカにしてくれるからです!
また、流木にもモヤモヤとしたものが発生していたんですが、これも食べてくれるのでほんと助かっています。
スネールは貪欲なので、コケやエサの食べ残し、フン、生体の死骸もきれいさっぱり食べてくれるので、水質悪化を防いでくれている功労者だと私は思っています。
もちろん動きは超スローなので、メダカやエビが襲われる心配も皆無です。
見た目をそれほど気にしないなら、スネールは放置していても良いのでは?と私は思います。
タニシとスネールの違い
一方、タニシも貝ではありますが、他のスネールとは違ってお腹の中で卵を孵化させて稚貝を産むので、一度に大量繁殖することはありません。
勝手に水草についてくる厄介者扱いのスネールとは違い、タニシは「ヒメタニシ」という名前で販売までされています。
タニシも他のスネールと同様、水槽内の掃除をしてくれ、且つ大量繁殖しないので、どうせ水槽に入れるならタニシがいい・・・と思う人がほとんどでしょう!
でもタニシはそんな簡単に水草についてきてはくれないのです・・・
スネールの撲滅方法は?
ちなみに私も、スネール撲滅とまでは言いませんが、気分でスネールを駆除することはあります。
そんな時は長いピンセットでスネールをひょいっとつまんで、殻の部分をパキッと押して潰します。
そしてソイルの上にポトンと放っておくと、すぐさまエビがやってきて処理してくれます。
そう、スネールはエビたちのご飯にもなるんです!!!
エビがチマチマとスネールを団子にしていたら、それをメダカがぱくっと横取りすることもあります。
これが楽しくて、やりすぎて一時はスネールが全滅しかけたことがありました。
するとコケが目立つようになってきて、慌てて他の水槽から大きなスネールを持って来て投入した・・・ということもありました。
これオススメですよ☆
それでもやっぱりスネールは許せない!駆除したい!撲滅したい!と思う人は、いくつかの方法があります。
自分に合うやり方でスネールをやっつけてみてくださいね!
薬剤駆除する
有名なのが「スネールバスター」です。
魚やエビには無害の薬剤で、スネールだけを駆除してくれます。
スネールの死骸は魚たちが食べても害はないそうです。
捕獲する
誘引剤に惹かれてどんどん捕れまくるとウワサの貝とーる
私のオススメピンセット
天敵を入れる
スネールを食べてくれる魚やキラースネールという貝もいます。
でも、スネール駆除のためだけに魚を投入することで、他のメダカたちと相性が合うかとか、エサの貝がなくなった後の世話も考えると、私には難しいなと感じます。
また、キラースネールも確かにスネールを食べてはくれますが、貝なので動作も遅くスピーディーに撲滅は無理じゃないかなと思います。
水槽をリセットする
水槽内の水草、底床材、小物を全て一新して、水槽から水ごとメダカたちをバケツなどに一時避難させ、水槽をキレイに洗って天日干しします。
しぶといスネールも、さすがに天日干しされればカッスカスに乾いて全滅できます。
種水がある、水槽を立ち上げることに不安がない人にはおススメですが、私はむしろ「スネールがいることで水質が安定している」と考えるタイプなので、これは自分ではしないだろうと思います。
余談ですが、スネールってガラスにへばりついてコケを食べてくれるので、口が見えるんですよ。ちっちゃいお口をむねむね動かしてる様子は、なんかすごくかわいらしいですよ。
あと、水面に浮くこともできるので、メダカにエサをあげると急に浮いてきて見事にエサを食べていきます。
おかげで(?)エサの食べ残しが水面に浮いていることがありません。
というわけで、私はスネールは害ではないと思う派ですが、スネール駆除に反対もしていません。
どうせ駆除するならピンセットでパリッと潰してエビにあげるのがオススメです☆