初めて購入したメダカはヒメダカ10匹です。
結果的に二週間で全滅させてしまったのですが、この間の私は精神が非常に不安定になっていました。
日に日に落ちていくメダカ。どんどん元気がなくなっていくメダカ。
洗濯干し、食器洗い、買い物、そうやって少し目を離している間に確実に死んでいくメダカ。
もう、水槽を目に入れるのが怖くて辛くてたまりませんでした。
藁にも縋る思いでネットを調べると、私と同じようにどんどんメダカが死んでいくと相談している人がたくさんいました。
でも、やっぱり原因なんて千差万別で、どんな回答を読んでも自分の場合に当てはまってるのかどうかも分かりません。
今なら分かります。
水槽を立ち上げるのと同時にメダカ投入は時期尚早でした。本当ならもっと時間をかけて先に水槽を立ち上げて、バクテリアを定着させて、それからメダカを入れるべきだったんです。
いくら水温を合わせても、水がメダカの棲める状態になっていなければ意味がありません。
というわけで、今回は私が失敗から学んだ、メダカを水槽に入れるときの注意点をまとめたいと思います。
①水槽立ち上げ後、二週間~一ヶ月はメダカを投入しない
まずは生体を入れずに、ソイルと水と水草だけで水槽を作ります。(流木などもあれば入れておく)
この状態で水草が光合成をし、バクテリアが繁殖し、定着するのを待ちます。これが「水質を安定させる」ということですね。
水質が安定すれば、茶色いコケや水の濁りがなくなり、透明になります。
また水が臭くなくなります。
②メダカと水槽の水温を合わせる
購入してきたメダカは、ビニール袋に元いた水槽の水と共に入れられていると思います。
この袋のまま水槽に浮かべてもいいし、プラスチックの容器に移してもいいのですが、元いた水槽の水は新しい水槽には入れません!(ここ重要です)
メダカが入っている水の温度と新しい水槽の温度を合わせるために30分ほど浮かべておきます。
水温が合ったら、メダカ側の水を1/3ほど捨て、水槽の水を1/3入れます。そしてまた30分置いて、メダカ側の水を1/3ほど捨て、水槽の水を1/3入れます。そしてまた30分放置。
これは、メダカが元いた水のphと水槽のphを合わせるためなので、時間はかければかけるほど慎重でいいと思います。
そして最終的に、メダカだけをネットで掬って新しい水槽に入れます。
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③メダカ投入後、様子をよく見る
新しい環境に突然入れられたメダカは、しばらくは落ち着かないように泳ぎまくる子もいます。
すぐには判断できませんが、この時点でphショックを受けているメダカは、水槽の壁にぶつかるように上下に忙しなく泳ぐことがあるそうです。
また、ソイルや水温計に身体をこすりつける仕草はストレスの場合もあるそうですが、病気の可能性が非常に高いため、購入してきたばかりのメダカでも隔離した方が良いでしょう。
ホームセンターやペットショップの大水槽で大量に泳いでいるメダカの中には、病気の子もいたりします。だから、購入先の水槽の水は新しい水槽には入れてはいけません。
何度も書きますが、私が購入したメダカは10匹とも二週間で全て落ちました。
水質が安定していなかったので、バクテリアもおらず、メダカにとってとても苦しい状態だったのだと思います。
このショックを引きずって、私は一ヶ月ほどメダカのいない水槽で水槽をぼんやり見ながら過ごしていました。
ちなみに、メダカと一緒に投入した生体がもうひとつ。
そう、メダカと共生するのにオススメなミナミヌマエビです!
ミナミヌマエビは知り合いから15匹ほどもらいました。
ミナミヌマエビはメダカ以上に水質に敏感だといいますが、意外にもうちではエビは強く生き残ってくれました。
メダカがいなくなってしまった水槽ではエビが優雅に泳ぎまくり、エビと、ソイルと、わずかな水流と、水草とが、静かに平和に暮らしていました。
恐らくそうしているうちにだんだんと水質が安定してきたのではないでしょうか。
メダカが全滅して約一ヶ月が経った頃、主人が「メダカ飼おうか」と言ってくれました。
でも、もう死なせるのが怖いし、自信もない。だけど、本当は飼いたい。
今度は、黒メダカという一般的なメダカにしようとなりました。
黒メダカはヒメダカよりも育てやすいとネットにも書かれていたので、今度こそは・・・!と思い、またホームセンターに買いに行きました。
つづく