レッツゴー専業主婦

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次の妊娠を望む場合のリスク

さて再入院から退院するとき、主治医から「ご主人も一緒に今後のお話をしたい」と言われ、主人と一緒に先生と話し合いをしました。

先生は妊娠中に入院してから折に触れて何度も何度も、分かりやすい言葉で血栓の説明や血栓がどう危険なのかをお話してくださいました。

そして今後も一生予防としてワーファリンを飲み続けることを勧めますと言われました。

ワーファリンは副作用もなく、安価で、毎日飲み続けるのも別に苦ではないんです。

ただワーファリンを服用している間は、決して納豆・クロレラ・青汁だけは食してはいけません。これも、死活問題になるほどの制限ではありません。

私は納豆が大好きなのでかなり辛いですが、それでも甘いものを一生食べてはいけないと言われるよりは断然我慢できます。

また、ワーファリンが効いているということは、常時私の体内の血液は普通の人の2倍近くサラサラということなので、決して怪我をしてはいけないんです。

例えば軽い打撲でも、酷い内出血になります。知らないうちに、あちこちに青あざができていることも珍しくありません。それだけ出血しやすい状態なのです。

つまり、もし怪我や事故に合った時、出血してしまったらそのまま失血死する可能性が非常に高いということですね。また、何らかのきっかけで身体の中の血管が切れた場合も危ないです。脳で出血が起こった場合、すぐに脳に血が溜まる可能性があるということです。

普通に生活していればなんてことないのですが、こうして最悪の事態を挙げてみるとやっぱちょっと怖いですね(笑)

そしてワーファリンを服用することで何が一番ネックかというと、私にとっては「次の妊娠」に尽きました。

原則として、ワーファリンを服用中は妊娠は禁忌です。ダメ、絶対なんです。

ワーファリンは胎盤を通過するので、妊娠の超初期に胎児形成に影響を及ぼす可能性があるとみなされています。つまり奇形の子が生まれるということです。なので、ワーファリン服用中は絶対妊娠しないようにと言われました。

万が一妊娠を希望するなら、ワーファリンをやめて自己注射に切り替える必要があると説明されました。これは、24時間点滴していたあのへパリンを、一日3回自分で自分の身体に皮下注射するのです。

ですがこの方法はお金もかかるし、あまり安定せず結局は再発する可能性も高いと言われ、自分自身乗り気ではありませんでした。

またもし次妊娠したとしたら、その際はもっと早い段階から病気が再発すると予想されるため、初期から管理入院になる可能性は非常に高いとも言われました。

つまり妊娠するためにはワーファリンをやめ、自己注射に切り替え、そして妊娠→出産となるのですが、その間の再発の可能性や上の子と長期間離れての入院を考えると、「そこまでして二人目を希望するかどうか」が問題となりました。

当時の私は、上の子が小さければ小さいほど離れている間のことも記憶には残らないから、入院するなら2歳までが良いと考えていました。

一方主人は、子供が寂しがるし、3ヶ月の入院でも心配が大きく結構精神的にもきつかったので、もう入院はしないでほしい。今回はたまたま命に別条はなかったけれど、次再発した時に血栓が肺に飛んだらと思うと、怖くてたまらないと言っていました。

主人の気持ちも分かります。もし次の妊娠が原因で病気が再発し私が命を落としてしまったら元も子もありません。そこまでして二人目は望まないというのも理解できました。

私は、自分が3姉妹なこともあり、まさか自分の子供が一人っ子になるとは想像したこともありませんでした。それくらい、自分の中では兄弟というものは当然だったのです。

一人っ子がいけないとか可哀想とか、そういうことではありません。ただ自分は、2人以上は子供を産むんだろうなと思い込んでいたのです。だって結婚式のBGMでも福山さんの「家族になろうよ」流したし・・・歌詞では男の子と女の子だったからうちもって思ってて・・・

また、希望して一人っ子なら納得できたものの、自分の病気のせいで一人っ子にならざるを得ないというのが子供と主人に申し訳なく、いずれ兄弟がほしいと子供が望んだ時に私は応えてあげられないというのが辛くもありました。

吹っ切れるようになるまでは、この「もう一人欲しい」「リスクが大きいからやめとこう」「でも頑張ればいけるんじゃない?」「でももしものことがあったら」という自問自答の無限ループが続きました。

本当に一人っ子でいこうと腹を括ったのは、家を購入することが決まった時だと思います。子供が3歳になる直前でした。やはり大きな買い物をすると、今後ずっと続くローンや教育費や保険のことなどお金の問題が出てきて、これで二人目ができたら倍以上のお金が必要になるという超現実的な問題からでした。

また、主人が子供命でものすごく可愛がっていて、この子一人で充分だというのが感じられるので、私も満足した(もう一人欲しいという気持ちが消えてきた)というのも大きかったと思います。