レッツゴー専業主婦

無病息災 夫婦円満 夢は長者の専業主婦

入院生活スタート~看護師さんの優しさ~

翌朝、6時に放送で起こされました。部屋の電気もパッとつきます。眩しいー。もっと寝かせてくれ・・・

大部屋なので他の妊婦さんの様子を気配で伺うと、ベテランぽい人はすぐさま自分のベッドの電気を消していました。なるほど二度寝してもいいのね!

私もすぐさま自分のベッドの電気を消しました。これは退院まで毎日続けた習慣となりました。

そして7時半~8時の間に朝食が運ばれてきました。

ナースエイドという、看護助手の方達がベッドまで運んで来てくれるんです。もうこれだけで感動&申し訳ない気持ち。

初めての入院食は、生の食パンと紙パックの牛乳、それとツナサラダと肉団子スープ、フルーツでした。

ベッドの上で食事しないといけない、しかもパンは焼いてくれない(たまたま忘れられていただけで、翌日からは焼いてくれました)、それがすごく惨めで悲しくなって、友人にメールで弱音を吐きました。

そうしたら、「何言ってんの!ベッドの上でご飯食べられるなんてお姫様やん!」と返事がきて、

おひめさま・・・(キラキラ)

現金なもんです。ベッドの上での食事が一気に超幸せになりました。

食事に気をつけてパンを食べないようにしていたので、久々の食パンに気分もウキウキです。そして牛乳も久々に飲むと、おいしい~~~~~!!

病院食はまずいまずいとよく聞きますが、この病院の食事はとても美味しかったです。

薄味の私にはベストな味浸けで、まずいと思ったおかずはひとつしかありませんでした。(あったんかい!)

入院中の楽しみなんてご飯くらいですから、病院食が美味しいのは本当にストレスなくありがたいことです。

ちなみにこの病院ではテレビのモニターでネットや一週間の献立が見られて、メインのおかずをAかBか選択できる設定になっていました。入院翌日から早速テレビとバーコードリーダーを駆使し、献立チェックやネットショッピングをしていた私。こういう時ネットに慣れ親しんでいると便利ですね。

 入院してしばらくは、自立歩行禁止令が出されました。

どこへ行くにも必ずナースコールで車椅子を持ってきてもらい、看護師さんに連れて行ってもらうこと。シャワーもトイレも毎回車椅子でした。

入院生活でこれが一番辛かったです。

移動ならまだしょうがないけど、わざわざトイレまで毎回看護師さんを呼んで車椅子で連れて行ってもらうのは本当にイヤでした。

彼女達はそれが仕事だしそんなこと日常茶飯事なわけで、もちろんイヤな顔もされませんし断られることもありません。私自身がイヤだっただけです。

もうね、ホントにみじめな気持ちになるんです。そして看護師さんに気を遣ってしまって、膀胱破裂寸前まで我慢して、なんとかトイレの回数を減らそうとしました。

看護師さんの交代時間を見計らってナースコールすれば同じ人に当たらないだろうな、とかも考えて実践しました。

これ、臨月になったらどうなるんだろう。もっともっと頻尿になるらしいのに・・・と余計な心配ばかりしていました。

同室の患者さんは主に妊婦さんで、たまに婦人系の手術などで1日2日ほど短期入院する人もいました。

初めの頃私が入っていた病室はやたらと人の出入りの激しいところで、昨日入院したと思ったら2日後の朝には退院、そして午後から新しい人が入って来るといった、短期入院用の病室だったみたいです。

自分だけは出て行くことなく毎日ここにいて、入ってくる人を見送り、また迎え入れて見送る・・・。ポーの一族になった気分でした(時代)

入院してすぐに、その日本当はお茶をする予定だった友人がお見舞いに来てくれました。

「あんた・・・あんたこんな姿になって・・・!!」と、点滴二刀流の私を見て写メしてくれました。(あとでデコって送ってくれた)

入院直後は、血液をさらさらにするへパリンというお薬と生理食塩水を2つぶらさげて点滴していました。とにかく脚が完全に腫れ上がっていたので、血栓を溶かすためにどんどこへパリンを流していたそうです。

自覚はないけど、今の私は万が一出血したらとどまるところを知らず血が流れ続け、あっという間に失血状態になるので「ぜっっっぅtぅtぅったいに怪我しないように!!絶対安静ですからね!!」と言われていました。

知人や家族がお見舞いに来てくれると、看護師さんにお願いしなくても車椅子を押してもらえるのでここぞとばかりにトイレに連れてってもらいました。

今後、自分の親や家族が車椅子を使うことになったら冗談でも茶化したり面倒臭そうにはしない、絶対それはしちゃいけない、と強く思いましたね。特に普段健康な人はこれだけでものすごい屈辱感と絶望感と無力感を味わい、心が折れると思います。

私は自分がこの立場になったからこそ、今後は他人にも同じ気持ちを味わわせないようにしようと思えたけど、ならなかったら気づけないままだったでしょう。

看護師さんてほんと尊いなぁとしみじみ思いました。

この入院中、私の心の支えになってくれたのは間違いなく看護師さんの普段の接し方や穏やかな笑顔でした。

女だらけの職場なので色々しんどいこともあるとは思うんです。私も女なので、女同士のちょっとしたバチバチ感は多々感じることもありましたが、それでも看護師さんは患者の私にいつも笑顔で優しく、白衣の天使という言葉がぴったりなくらい私を安心させてくれました。

自分より一回り以上若い看護師さんに、まるで赤ん坊のように手とり足とり色々してもらって甘やかしてもらいました。

あと偏見なんですが、民間の看護師さんは優しいけど公立の看護師さんは事務的で冷たいというイメージを持っていた私にとって、ここの看護師さんのフレンドリーさや親切さは衝撃でした。(公立の看護師さん申し訳ありません)

後に病棟を移動することになっても、別病棟の看護師さんも皆さん親切だったので、この病院は働きやすいのかしら、お給料なかなか良いのかしら、と下衆の勘繰りもしていました。

私がこの病院で快適に過ごせたのはもちろん看護師さんのお陰ですが、もうひとつの大きな理由は「移転新築後間もないきれいな病院だった」ということです。

古くて汚い病院と新しくてきれいな病院、そりゃ全然違いますよ!!

私がここを紹介されたのは地域の救命救急を一手に担う医療センターだったからですが、ほんとここで良かったです。

病室もキレイ、備品もウッド調で暖かみがありオサレ、トイレも洋式で広い、廊下もぴっかぴか。

ロビーには24時間営業のコンビニがあり、真っ暗な中にオアシスのように煌々と電気が点いているのは心細さを半減させてくれました。

また、24時間営業ではないものの、院内には意識高い系のコーヒーショップも入っていたので、病院にいるという閉塞感をだいぶ緩和してくれていました。

そんな感じで、私は入院2日目からすでに「なんか入院って・・・素敵やん?」と思うようになったのです。

 

 

つづく